患者さん中心の医療と、科学的診断と新しい技術を提供いたします。

投稿

2018.06.25

大人では、こどものようにすぐ鼻血は出ませんので、鼻出血には何が原因があることが多いです。キーゼルバッハ部位からの出血であったとしても、小さな血管の壁が膨らんで、血管壁もその表面の粘膜も薄くなって盛り上がっているようなこともあります。

 

こういった場合は、一種の電気メスのようなもので焼いて、止血をしなければならないことが多いです。どうしても止まらず、鼻腔に全体にガーゼをつめてしっかり圧迫し、1週間ほど入れたままにしなければならない場合もまれにはあります。

 

大人でもこどもでも、大多数は局所だけの問題で、それもキーゼルバッハ部位からの出血です。そうではない奥の方からの出血の場合は、ガーゼをつめなければならなくなることが多いです。

 

血液を固まりにくくする薬(血液をさらさらにする薬)を飲まれている方の鼻出血は、たいした傷でもないのに出血して、止めようと思って触ると、その触ったところからまた出血するなど、やっかいなものです。また、血圧が高いと、鼻出血は起きやすくなります。大人の鼻血では高血圧にも注意が必要です。

 

血液の病気が原因になっていることも、稀ですがあります。鼻以外からの出血、耳鼻咽喉科の領域なら鼓膜の皮下出血や口腔粘膜の粘膜下出血、あるいは手足をちょっとぶつけただけで青あざになるなど、全身性の出血傾向が疑われた場合は、血液検査が必要になります。血液検査に異常の出ない全身性の病気としては、オスラー病という血管の病気もあります。