2021年 花粉情報
2021年の関東地方のスギ花粉飛散は、昨年2020年よりは多いが、平年よりはやや少ないと予想されています。
スギ花粉は3月がピークとなり、ヒノキ花粉は4月がピークとなります。4月には、口腔アレルギー症候群を引き起こすハンノキ花粉も飛散します。
下のサイトなどを参考に、花粉に備えて下さい。
ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック :花粉症に関する様々の情報を見ることができるサイトです。
神奈川県花粉情報 ウェザーニュース :迅速な花粉飛散情報を知ることができます。
レーザー治療

通常の薬による治療で十分治らない場合や、薬を長期飲みたくない方には、手術という選択肢もあります。とくにレーザー治療は、痛みや出血がほとんどなく、学童にも可能な、日帰りでできる手術です。
花粉症の予防としても、飛散前に行うと、効果が期待できます。粘膜を切り取るような入院が必要な手術を行った場合に比べると、治療効果の有効率と持続期間がやや劣りますし、効果の程度には個人差がありますが、多くの方に改善が期待できます。
〈当院のレーザー治療の特徴〉
1 内視鏡下手術:
内視鏡の画像を拡大してテレビモニターで見ながら手術を行うので、安全に確実に治療することができます。ご希望があれば、ご本人や保護者の方に、手術中の鼻内の様子を見てもらうこともできます。
2 CO2レーザーと半導体レーザー:
より高い効果が得られる新しい照射モードが使えるCO2レーザーを主体に、術中の焦げ臭さが少ない半導体レーザー(コンタクトタイプ)を、使い分けて使用しています。
手順

1 薬をスプレーして鼻内をきれいにした後、麻酔用の綿を数本入れて、15分ほど待っていただきます。
2 目の保護のためゴーグルをかけていてもらいます。
3 内視鏡下に、粘膜にレーザー光をまんべんなく照射します。両側の鼻の治療に5分から10分程度かかります。
4 手術終了後は15分程様子を見てかから、帰宅していただきます。
手術後
*手術後は一時的に鼻づまりや鼻水などの症状が強くなりますので、その軽減のために、抗アレルギー薬を飲んでいただきます。
*当日は入浴、運動、飲酒を避け、鼻も強くかまないようにします。
*翌週にもう一度受診していただき、かさぶたの掃除などを行います。
その他事項
*治療効果の程度や持続期間は、個人差が大きいです。一度の治療で長い間症状がとれる人もいれば、数ヶ月しか効果の続かない場合もあります。新しい報告では、持続期間は平均して半年程度とされています。
ただし、効果が長続きしない場合でも、2度目、3度目の治療を行うと、より効果が高くなると言われています。
*花粉症のシーズン中に行うと、手術直後の一時的な増悪が大きくなりますので、花粉症の予防として行うのであれば、1月中に行うのがベストです。