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副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎

副鼻腔炎

副鼻腔は鼻と繋がる頬や前頭部の空洞で、上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞の4つが左右それぞれにあります。院長は大学病院勤務時から長年専門医として副鼻腔炎の診療に当たってきました。

 

副鼻腔炎の症状

粘性鼻漏:色のついた粘り気のある鼻汁。時にくさいにおいを伴います。

後鼻漏:鼻が喉に流れることです。もともと副鼻腔炎の鼻汁は、前の方よりも後ろの方に流れるようにできています。

鼻閉:鼻づまりは、鼻汁の貯留と粘膜の腫れの両方で起きます。

咳:後鼻漏によって咳が誘発され、鼻の症状より咳の方が目立つこともしばしばあります。

嗅覚障害:嗅覚障害の原因は、副鼻腔炎であることが圧倒的に多いです。

頭痛:上顎洞に膿がたまると頬の痛みや、歯の痛みが起きます。前頭洞や蝶形骨洞の炎症では頭痛が起きます。また、副鼻腔炎があると後頸部の筋肉が凝ることがあり、そうすると三叉神経を介して、間接的に頭痛が起きることもしばしばあります。

 

比較的短期間に治ることが多いですが、炎症の性質と程度に合った適切な治療を行わないと、なかなか治癒しないこともあります。また、副鼻腔炎に似た症状であっても、別の病気であったなどということもしばしばありますので、必要な検査を行って確実に診断することも大切です。

 

副鼻腔炎の検査

以下のような検査の中から、必要な検査を組み合わせて行います。

 

副鼻腔入口部内視鏡検査一般的な電子内視鏡の他、細く短く強く曲がって、狭いところも観察できる、鼻内を見ることに特化した細径内視鏡も用意しています。これにより、一般の内視鏡では見ることのできない、副鼻腔入口部付近や、においを嗅ぐ狭い隙間である嗅裂を観察することができます。

超音波検査当院ではレントゲンは必要最小限にして、小さいお子さんや妊娠中の方でも行える安全な超音波検査も行っています。

レントゲン検査:CR(コンピューテッド・ラジオグラフィー)を用いています。

嗅覚検査標準的な“においアンケート”で評価した上で、必要に応じて“オープンエッセンス”という新しい嗅覚検査を行っています。

血液検査アレルギー性鼻炎を伴う場合にアレルギー検査を行うことがあります。最近増加している好酸球性副鼻腔炎(嗅覚障害と鼻茸を伴い、しばしば喘息を合併する、難治性の副鼻腔炎)が疑われた場合は、血中の好酸球を検査します。

 

副鼻腔炎の治療

 

一般には、風邪のウイルスで弱った副鼻腔粘膜に細菌感染を起こして発症しますので、急性であれば、起炎菌に有効な抗生物質(抗菌薬)で治療しますが、正しい抗生物質を選ばないければ治りません。例えば、慢性副鼻腔炎の治療に使われるマクロライド系の抗生物質は、急性期にはあまり効果がありません。以前多かった肺炎球菌が減って、インフルエンザ菌が増えているなど、起炎菌の変遷にも配慮が必要です。

 

粘性の鼻汁の中には、細菌もいるしいろいろな“毒”も入っているのですが、薬は鼻汁の中までは届きません。だから、鼻汁を貯めたままで薬を飲んでいるだけではなかなか治りません。奥に溜まった粘性の鼻汁はかんでも出てきません。そのため通院していただき、鼻の奥の鼻汁を吸引することは薬以上に大切です

 

当院では、好酸球性副鼻腔炎についても積極的診断治療を行っています。手術の必要がある場合、可能であれば当院で日帰り内視鏡手術を行います。しかしある程度重症だと入院が必要になりますので、大学で一緒に副鼻腔炎の治療と研究を行っていた、副鼻腔手術に習熟した専門家をご紹介します。

 

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アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、花粉や家の中のホコリ(ハウスダスト)などを吸い込んだとき、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状を起こす病気です。眼のかゆみや喉のかゆみ皮膚のかゆみなどが起きることもあります。

 

ハウスダストの主な原因は実はダニです。目に見えないダニはどこの家にもいてそれがホコリに含まれているのです。通年性ですが、ダニは夏暑い時に増えて秋になると死にますが、そのダニの死骸のカケラがホコリに混ざるので、秋に症状が強くなる方もいます。

 

春はスギ花粉による花粉症(2月から4月)が有名ですが、ヒノキ(3月から5月初旬まで)やハンノキ(主に3月から5月初旬まで)の花粉症もあります。5,6月にはカモガヤなどイネ科の雑草の花粉症、9月ごろにはブタクサなど秋の雑草の花粉症もあります。

 

花粉症が原因で、果物や大豆、ナッツ類などに対するアレルギーが起きてしまう、口腔アレルギー症候群(花粉-食物アレルギー症候群:PFAS)を発症することも稀ではありません。

 

その他、動物や昆虫、カビなどが原因になることもあります。

 

原因を確定するためには血液検査が必要ですが、通常の採血による検査だけでなく、当院では、小さなお子様でも可能な、指先から少量の血液を採取して、20分ほどで結果がわかる検査も行っています。

 

アレルギーの治療は、1.予防(原因になるものを避ける)2.最適な薬の選択3. 舌下免疫療法4.手術(レーザー)の4つしかありません。当院では、ひとりひとりに合わせて治療を選択し、組み合わせて対応しています。

 

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