花粉症と口腔アレルギー症候群(花粉-食物アレルギー症候群:PFAS)
2018.06.14
ハンノキのアレルギーがあると、そのせいで果物(リンゴ、モモ、サクランボ、洋ナシ、ナシ、スモモ、アンズ、イチゴ、ウメ、ビワ)やナッツ、豆乳(生の大豆)で口腔やのどにアレルギーを起こす花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)(口腔アレルギー症候群)を起こすことがあります。
他に夏のイネ科の雑草(カモガヤなど)、秋のブタクサなどの花粉症を起こす方もいます。なお、メロン、スイカ、きうり、パイン、柑橘系、アボガド、トマト、バナナなどによる口腔アレルギー症候群は、雑草の花粉と関連があります。
原因となる果物や大豆も、普通十分熱を加えれば、アレルギーを起こさなくなります。豆乳には生の大豆の成分が残っているので、豆乳のガブ飲み強いアレルギー(アナフィラキシー)を起こす方が稀ではありません。
他に特にアナフィラキシー)を起こす可能性が高いものとして、花粉シーズンのあとで身体が敏感になっている時期に出回るビワに注意が必要と言われています。最近東京の小学校で、ビワを食べた児童11人が救急搬送されたニュースがありました。