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聴力検査

2018.06.13

正式には標準純音聴力検査と言います。防音室に入っていただき、ヘッドホンをつけて、音が聞こえたらボタンを押していただきます。いろいろな高さ(周波数)の音について検査します。こうして得られた結果を気導聴力と言います。

 

次に耳の後の骨の出っ張りに振動板を当てて検査をします。音を感じる内耳は耳の奥の骨の中にありますが、耳の後に当てた振動板の振動は骨を伝わって内耳まで届き、音として感じられます。この振動は検査をする耳の反対側の内耳にも届いてしまいますから、反対側の耳にはわざとヘッドホンから雑音を聞かせて、骨の振動からの音を聞き取れないようにします(マスキング)。こうして得られた結果を骨導聴力と言います。

 

おおざっぱに言うと、外耳や中耳の病気では、気導聴力の方が骨導聴力より低下します。一方内耳の病気では、気導聴力と骨導聴力は同じ程度に低下します。また、どの高さの音の聴力が低下するかは、病気によって特徴がありますから、聴力検査は耳の病気の診断の大きな手がかりになります。